森の賢者を目指すブログ

旅とガンプラ作りを人生の2本柱にしながら、YouTubeに動画をアップもしてます!少しずつ文章の構成力とかも上げていきたいです。どうか皆さんお付き合いくださいな。

#42 検索禁止で「おもちゃのまち」ぶらり旅! ~迷子編~ (you)

こんにちは。ほーすけです。

前回の続きですのだ!

 

 

t0m0-blog6.hatenablog.com

 

住宅地にビデオカメラ片手に、キョロキョロと周りを見渡しながら、

 

行った道を戻り、分かれ道でキョドる、不審な人影があった。

 

そう、その人影こそ、我らがほーすけである。

 

先に言ってしまうと、バンダイミュージアムは、駅から徒歩10分程度らしいが、

 

2時間近くもかかってしまったのである。

 

え?「ケータイで道を調べればいい」って?

 

それを言っちゃあ、おしまいよ!

 

こちとら、生半可な覚悟で、「google検索禁止」なんて言ってねぇんだ!

 

という訳で、迷子になろうとも、ケータイに地図を表示するのは禁止です。

 

あまり歩いている人も見かけない。

 

引きつった笑顔をたたえながら歩いていると、目を引くお店が・・・

 

コーヒー&カレー ともしび 

 

さんだ。住宅地の中に馴染む、カフェの様なたたずまい。

 

草木のカーテンと、騒がしくないクラシックな外観。

 

興味を惹かれながらも、一度目はスルー・・・

 

 

 

しばらく歩くと、スーパー「ヤオハン」を発見。

 

彼はヤオハンを見るのは初めて。

 

全国展開なのか。はたまた地域密着型の経営なのか・・・

 

やっぱり、地域によって身近なお店も違うんだなぁ。と頷く。

 

ヤオハンの向かいに、洋風の屋敷の様な建物を見つけた彼は、

 

なんの建物であろうか?と首をひねる。

 

紺と白が綺麗に映える外観と、中世を思わせる、鉄柵。周囲を静かに彩る緑が、

 

安心感と品の良さを伝えてくれる。

 

次の日に知った事だが、このお屋敷は結婚式場だったようだ。

 

豪奢な洋館での結婚式。どことなく憧れるシチュエーションではある。

 

(彼は最初、これは大人の宿泊施設ではないか?と頭をかすめたのだが、それは墓場まで持っていく秘密の一つのつもりのようである・・・)

 

 

 

 

周囲にはヤオハンと、綺麗なお屋敷と、すき家しか無いと判断した彼は、来た道を引き返すことに。

 

そして、二度目に通りかかる、ともしびさんに入ってみたのである。

 

内装も、アンティーク風で落ち着いた空気が漂っている。

 

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入り口で彼を出迎えてくれる彫像とステンドグラス。

 

 

 

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飾られている絵も世界観が整っていて素敵だ。

(絵に詳しければもう少し、気の利いた事も言えるんですが・・・)

 

振り子時計や、今ではなかなかお目にかかれない黒電話など、

 

「古い」という新鮮さも感じさせてもらえた。

 

(個人的には、ペルソナ5のルブランを連想しましたw)

 

 

メニューを眺める・・・

 

オムライス!!に釘付けになったが、「コーヒー&カレー」と看板が出ているのだから、

 

コーヒーとカレーの組み合わせでいただかなければ、野暮というもののはず!

 

自分でもよく分からない理屈で、カレーセットを注文。

 

サラダとカレーと食後にコーヒーをいただける。

 

 

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サラダ。たしか、カレーと相性のいい、卵のソースとおっしゃってたはずだ。

 

なるほど、甘さとコクがあって、なおかつサラダに欲しい酸味もある。

 

むしゃむしゃ・・・

 

彼は完全に、ソースを野菜で食べていた。夢中で。

 

そして青い水差しに水が入っている・・・

 

彼は勇気を出して尋ねた。

 

「これって、カレーのスプーンを濡らすやつですか?」

「え?いえ、お冷です。お飲み物・・・」

 

彼の恥がまた一つ増えた瞬間であった・・・

 

そしてカレーである。彼の最初の印象は「おお!でかい!」

 

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特に大盛などではないが、ボリュームがあり、女性には量が多そうだ。という印象。

 

貧乏人の彼が日頃から慣れ親しんだ、安物のレトルトとは全くの別物で、

 

コクが口の中いっぱいに広がった。味がしっかり沁みた具材も、

 

コロコロと楽しませてくれる。うん。おいしい・・・

 

そして食後のコーヒー。こちらもコクが深い。

 

缶コーヒーを代表する、コーヒー飲料とは一線を隔す、本物のコーヒー。

 

酸味が強いコーヒーが苦手な彼でだったが、美味しく飲めた。

 

どちらかといえば、苦味が強いコーヒーだったからだ。

(コーヒーでリラックスしてたら写真撮り忘れました。汗)

 

サラダ、カレー、コーヒーで、1100円ほど

(うろ覚えです。1300円くらいだったかも・・・?)

 

 

 

 

帰り際、周辺にホテルが無いかを聞いてみた。今回の旅は一泊二日の予定だからだ。

 

駅の反対側に一件、ビジネスホテルがあるとのこと。

 

バンダイミュージアムの場所を確認してから、宿の確保をしたい。

 

腹ごしらえを終えた彼は、再び住宅地の徘徊を始めたのだった・・・

 

 

 

道ですれ違った人、コンビニの店員さん、色々な方に道を尋ねながら、少しづつ目的地に近づく。

 

基本的には同じ所を往復していたが・・・

 

そして、無駄に時間をかけた後、ようやくバンダイミュージアムに辿り着く。

 

全面ガラス張りなのが印象的な建物だ。

 

そこまでガンダムの比重は多くなさそうだ。あくまで、「おもちゃ」の博物館なのだろう。

 

既に閉館時間は過ぎているので、詳しく中の様子を見る事は出来なかったが、

 

今日の目的は果たしたので、ひとまずの達成感を味わう。

 

 

 

 

 

来た道を戻り、駅の反対側へ。

 

国道だろうか?太い道路に面して、コンビニやファミレスなど、見慣れた風景が広がる。

 

またしてもコンビニの店員さんの力を借りて、目的のビジネスホテルを見つけ出した。

 

これで今日は一安心。

 

と思いきや、彼にとっては非常事態。満室だったのだ。

 

しかも、他のホテルは一番近い所でも、二駅先の壬生(みぶ)という駅らしい。

 

重い体を引きずって、再び駅へ。

 

電車に乗り、壬生へ。

 

壬生も、おもちゃのまちと同じく小さめの駅だ。ここでホテルを探すのは大変なのでは・・・?

 

彼の直感がこう告げた。

 

「栃木へ行け」と。(壬生から更に4駅先。そこまで遠くないし、壬生より施設も多そう!)

 

~そして栃木駅

 

駅員さんの「ホテルなら駅前に何件かありますよ。」の言葉に胸を撫でおろし、駅を出る。

 

駅周辺を見て回り、

 

ホテル 加登屋

 

さんを見つけた。満室に怯えながら、ドアをくぐる。

 

空室があるらしく、無事にチェックイン。今度こそ一安心である。

 

 

 

 

取れ高を求め、欲をかいた彼は、受付のおばさまに質問をした。

 

「この辺りで、心霊スポット・・・お化けが出る所ってありませんか?」

 

「こんな田舎には無いわよぉ。」

 

「あ、そうなんですか?」(田舎の方が多そうだけど・・・)

 

「だって、パチンコ屋さんもみんな都会に行っちゃたし、遊びに行くのもみんな車よぉ。」

 

「わ・・・わかりました、ありがとうございます!少し自分でこの辺り見てみますね!」

 

(意志の疎通に失敗した気がする・・・俺は・・・まだまだ修行が足りん・・・)

 

 

続く!