森の賢者を目指すブログ

旅とガンプラ作りを人生の2本柱にしながら、YouTubeに動画をアップもしてます!少しずつ文章の構成力とかも上げていきたいです。どうか皆さんお付き合いくださいな。

#38 牛乳石鹼のCM 「違和感の正体」に迫る (他)

こんにちは。ほーすけです。

なんだか「牛乳石鹼のCMがヤバイ」という話を聞いたので、

僕も乗っかって見てみましたが・・・

 

www.youtube.com

2017/06/15 に公開

父と子の絆。
とある男のなんでもない1日の物語。

昔気質で頑固な父親に育てられ、
反面教師にすることで今の幸せを手にした彼。

「家族思いの優しいパパ」。

でも、このままでいいのだろうか。ふとそんな疑問を抱く。

それでも、お風呂に入り、リセットし、自分を肯定して、
また明日へ向かっていく。

がんばるお父さんたちを応援するムービーです。

 

 

↑そのまま引用です。

 

一回見てから、コメントにサッと目を通して

 

二回目を見る・・・

 

しかし

 

ん???って感じですね。はい。

 

動画の概要が内容とリンクしてない様な・・・?

 

本編も、致命的な編集ミスか何かで「本来あるべき姿」

 

から変わってしまっている様な・・・

 

大方の意見としてサイコパスっぽい」「違和感だらけ」

 

という物が多い様子。

 

僕が感じ取れた範囲で、違和感を書き出してみようと思います。

 

  1. 主人公が終始無表情
  2. 「家族思いの優しいパパ」を伝える為の材料があまりにも少ない
  3. 誕生会を後回しにして飲みに行く。電話を無視
  4. 最初のごみ捨てと最後のごみ捨て。視覚上、あまり変化の無い2つのシーン。何の変化を伝えたかったのか
  5. 親子の会話が一度も無い
  6. 「さ、洗い流そ。」

 

 

詳しく説明します・・・

 

1、主人公が終始無表情

CMスタートからは明るく活発、笑顔。

しかし「家族思いの優しい、サービス精神旺盛なパパ」これが本当に最善なのだろうか?

葛藤と共に表情が陰っていき、答えが出ないので家庭を避ける様に居酒屋へ・・・

↑これなら分かるんですけど、

本作は最初から無表情。妻とは対照的な、気のない返事。

これではサイコパスと言われても仕方がないのでは・・・

 

 

2、「家族思いの優しいパパ」を伝える材料があまりにも少ない

自分で言っている割に、その姿が見えない・・・

制作者サイドから考えるに、このパパは「家族思いの優しいパパ」

で、普段はそうゆう人なんだと思います(しらんけど)

しかし、初見の人はその姿を見ていないんだから「自分を美化する勘違いピーポー」

ととらえても仕方がないでしょう。

家族に必要以上にサービスする姿が映っていれば、

このCMの評価もだいぶ変わった・・・?

 

 

3、誕生会を後回しにして飲みに行く。電話を無視

1、でも触れた様に、主人公の葛藤を表現するために、

反抗期の子供の様な、ワガママな行動を映したんでしょうか?

「叱られた後輩を励ましてあげている」というコメントをみて、

その事に気づきました。

しかし、これは「父と子の絆」の話のはずですよね?

そこに後輩が入ってくる事で、話の方向性がよく分からない事になってしまっています・・・

そして、かかってきた電話を無視。という行動に強い違和感、不安感を感じます。

「え?誕生会を待ってる家族からの電話を何で切るの?」みたいな

 

 

4、最初のごみ捨てと最後のごみ捨て。視覚上、あまり変化の無い2つのシーン。何の変化を伝えたかったのか

これが難しいと思います・・・

表情が変わった訳でも「厳しいオヤジ風」に

子供にごみ捨てを担当させる様になった訳でもなく・・・

理解力の無い僕は、この2つのシーンの変化を感じ取れませんでした・・・

 

 

5、親子の会話が一度も無い。

主人公が父親をどんな風に見ていたのかは

回想シーンからなんとなく察する事が出来ますが、

主人公とその子供の関り合いの場面が一度も描かれておらず、

「主人公がふだん子供にどう接しているのか?どう思っているのか?」

そして肝心な「子供はどう思っているのか?」

がさっぱり分かりません。

強いて言えば、お母さんに呼ばれてテーブルに向かう姿のみ。

遅くまで待たされ、サッと風呂に入られても感情的にならない、

度量の大きなお子さんという事でしょうか・・・?

子供の胸中が、

「もっとたくましい背中を見せて欲しい」のか

「深く干渉せずにプレゼントをくれる今のパパに満足」なのか

そこがハッキリしていないので、なんだか

「主人公が自分の過去のトラウマに囚われているだけ」の様な錯覚

陥りさえします・・・

 

 

6、「さ、洗い流そ。」

もはや説明すら出来ません。

完全に僕の理解を越えました。

分かるのは、このCMがとてつもなく難解な

哲学的作品だったという事だけです・・・

 

 

 

 

牛乳石鹼の購買意欲を上げられたかどうかは別として、

話題作りにには大成功かと思います。

「時代なのかもしれない・・・でも・・・

それって正しいのか?」分かりやすい現行のCMに

一石を投じているのかもしれませんね(しらんけど)

 

個人的には「面白い物が見れたなぁ」

と、なんだか新しい価値観を知った様な気がして楽しめました。

やっぱり作品造りは奥が深いですね。

僕も頑張ります。

では今回はこの辺りで。ばいばい

f:id:t0m0-blog6:20170817131631j:plain